聞こえの応援団活動
Hearing cheering party
聞こえの応援団とは?
地域社会の身近な難聴者の方に向けての聞こえの応援団活動に取り組んでいる。
具体的には、補聴器イメージ変え、ネイルのようにデコレーションする「デコ補聴器」や日本語字幕のある邦画上映を通した「映画のバリアフリー」、音楽を楽しむことで難聴児と健聴児の垣根を取り払うイベント開催など。
難聴者の「あったらいいな」を実現する一方、難聴障害と難聴者にとって視線を気にしがちな補聴器に対する地域社会のイメージと意識の変化を図っている。
また、SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の取り組みも同時に行っている。
笑顔になれるデコ補聴器
(SDGs取り組み 10.人や国の不平等をなくそう)
「デコ補聴器」は「隠したいもの」から「自慢したいもの」に変える取り組み。多くの難聴者(特にお子様)は補聴器をつけることに恥ずかしい、隠したいというコンプレックスがあります。
デコ補聴器はそんな思いを前向きに変えていく。
そして地域社会にもっと難聴と補聴器への理解を深めてもらいたいという思いから、福祉行事、高校、大学、聾学校等でデコ補聴器の制作を体験してもらうイベントを開催し、難聴・補聴器の理解を深めています。
日本語映画字幕情報発信
(SDGs取り組み 11.住み続けられるまちづくりを)
難聴者から頂いた「邦画を映画館で見て、みんなと同じタイミングで笑いたい!」という声。3年以上前から愛知県内で毎月、日本語字幕に対応した邦画を上映する映画館を店頭、HP、ブログなどで紹介。多くのボランティアの協力を得て、難聴・健聴関係なく楽しめる「岡崎字幕映画祭」を開催。上映では会話、効果音など全て字幕が付いた。近い将来、全ての映画館で、字幕が選択できる社会になることが夢であり、目標です。
難聴児、障がい児、健聴児が一緒に楽しむイベント「音あそび」
(SDGs取り組み 10.人や国の不平等をなくそう)
難聴児、身体・知的障害児、健聴児が一緒に楽しむ音楽ワークショップ「音あそび」。障害の有無に関係なく、南米音楽を一緒に楽しんでもらうことで相互理解につなげてもらうイベント。毎年、30人ほどが参加している。歌を歌ったり、笛を吹いたり、太鼓を叩いたりします。音楽というテーマで同じ空間、空気を共有することは多様な存在を一つにする力を持っていると感じます。今年も2月に開催。毎年のライフワークです。